本年もよろしくお願いいたします。
瞬く間に1月も3分の1が過ぎました。
みなさま、年末年始はいかが過ごされたのでしょうか。
『チーナカ豆』は、恒例の餅つき。
今年も弥栄から、餅つき職人了くんを呼んでの、うれしい餅つき年越し会をやりました。
これまでは、うちや友だちの家を会場にしていましたが、
今年は宅野港付近に在る大きな古民家「為山塾」を会場に。
宅野の方にも少し声をかけさせてもらいました。
「為山塾」は今後、外国の方にも利用してもらえるゲストハウスとして、
アーティストの方々に提供できる製作場所や展示スペースとして、
他、いろいろなアイデアを実現することができる可能性のある場所として、
関わる人の輪を広げながら、活用していきたいと思っているので、
今回の餅つきが契機づけになれば、と思います。
為山塾外観。
陽の入り方がとても穏やかで、心地良い空間。
とても大きな建物なので、子どもたちも走り回って遊べました。
さて、年明けてからは、宅野の子どもたちは忙しいです。
宅野の伝統、子ども神楽は正月三が日が舞いの舞台となります。
元旦早々から、小学一年生から中学三年生までが、朝は8時半に集まり、
昼時まで宅野の家々を獅子舞で回ります。
そして夜は7時に伝承館に集まり、10時近くまで、
子どもたちが代わる代わる、さまざまな演目を舞い続けるのです。
トロリ、三番叟、鬼、獅子、、恵比寿、狐、老人老婆、酒造り、大蛇、、、。
午前は獅子舞で回り、午後は神楽を舞う、を三が日の3日間続けます。
実は昨年まで、この正月の一連の行事を、準備から片付けまで、子どもたちと数名の大人の補佐だけで担ってきました。
しかし、宅野は子どもが減る一方。
今の人数では、運営するのがとても大変であるため、今年からは、保護者の方々も一緒に、
準備や片付け、午前に回る獅子舞の世話などを行うことになりました。
というわけで、私も今年初めて、少し携わることができました。
300年間続く伝統に参加でき、個人的にはとても楽しかったです。
子どもたちは正月早々大変でしょうけどね。
けれど、こんな形で友だちみんなで過ごす正月を送れるというのは、とてもいい思い出にもなると思います。
ユージンに関して言えば、神楽大好き少年なので幸せですね。
こんな、小学生から中学生、見守る大人たちが関わりあいを持ちながら、伝統を保ち続ける宅野。
これから先、どうやって続けていくかが大問題ですが、何とか絶やさないでいきたいです。
移住してくる家族が現れ、子どもが増えたらいいんだけどなあ。
ちなみに、宅野子ども神楽は大田市の無形文化財に指定されていて、
方や、馬路の盆踊りも無形文化財に指定されていたりします。
どちらも素敵な文化です。