生ハムとパンチェッタ。
冬らしくない寒さの今冬は、ゲストハウスのための改装をせっせと行っています。
現在、シャワー、トイレ、洗面台や、押入れを2段ベットにリノベーションしたりと
ハード面の大方が整ってきました。
実際に活用するには、まだまだやることがありますが、とりあえずは順調です。
その一方で、新たな食材作りに取り組んだりもしています。
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(豆さんの雑記より)
随分前に、生ハムの原木モハンセラーノを食べてから いつか自分でも生ハム作りに挑戦したいと思っていた。 実は、この冬、生ハム作りに挑んでいる。 ついでにパンチェッタも。
少し年上の燻製仲間の方からピートを贈って頂いたのも 良い弾みになったかも知れない。 なぜなら、生ハムは低い温度で燻す為に香りが付きにくいのだが
30度以下の冷燻でも強烈なスモーキーフレーバーが香るピート を使うことが、成功率を上げるためには必要と思われたから。
普段はすべての燻製を山桜の原木だけでやっているが 今回は山桜にピートをプラスした。
生まれて初めてピートの匂いを嗅いだが 確かに強烈にスモーキーでフレーバーだった。
「ピート」とは、調べてみたら炭化した泥炭とある。 泥炭自体は世界中にあり、ここ日本にもある。
ただ、ここでいうピートとは、 ヒースというスコットランド北部の原野に多い 野草や水生植物などが、炭化した泥炭のことを言う。
ピートは世界中にある燻製材の中で、
唯一香りに「スモーキーフレーバー」という固有の名称が与えられる。 スコッチウイスキーのモルトも、ピートで燻されている。 ・・・・そうだ。
パンチェッタは2割くらい水分が抜けて表面が ジャーキーみたいになりかけたのでラップして冷蔵庫保管に しながら、既に少しづつ料理に使い始めている。
生ハムの方はと言うと、風乾で既に25%程水分が抜け
見た目も見るからに生ハムっぽくなって来ている。 取り敢えずの目標は約半分の目方にまで水分を抜いてから 出来栄えをみてみよう。
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ちなみにパンチェッタは、熟成されたベーコンのような風味でした。
パンチェッタ=洋風の塩豚とのイメージを持っていた私には、ちょっと意外な仕上がり。
パスタにちょっと入れたりして食べてみています。
本場イタリアのものは、どんなものなのかな?
生ハムは、スペインで食べたハモン・セラーノが本当に美味しくて、
記憶にもくっきりと残っているので、出来上がりが楽しみです。